こんにちは。会議通訳のあひるです。
洋書,はじめはハードル高いですよね。
私も元々英語は苦手だったので,いろいろなものを試してきました。
その中から定期的に,初心者にも読みやすくて面白い書籍をご紹介しています。
すべて私自身も読んできたものです。
New York, London, England
突然ですが,海外の旅行ガイドってお好きですか?
私は大好きです。きれいな風景や街の写真,レストラン情報を眺めながらどこに行こうか考えるのって本当にわくわくしますよね。
そんな方にぜひおすすめしたいのが,この国/街案内シリーズ。
語彙レベルは中学1年生と読みやすく,それでいて結構内容が詰まっていて,思いのほか楽しめます。
洋書が初めてという方の1冊目にも,ぜひおすすめです。
レベル感
このOxford Bookworms LibraryのStage1,公式サイトではレベルCEFR A1-A2と紹介されています。
使用されている語彙レベルは400語程度, 1冊あたりの総語数の平均は5,200語程度。
この3冊の総語数はNew York: 4,640語,London: 4,800語,England: 4,640語です。
2020年度までの学習指導要領では,中学校で学ぶ語彙数は1年生で500語程,2年生で400語程,3年生で300語程で総計1,200語でした。
そのため,語彙については2020年までに中学校を卒業された方なら中学校1年生程度と感じるかと思います。
2021年度以降の新学習指導要領では小学校で600~700語となりましたので,現行の教育では小学校で学ぶくらいと感じられると思います。
おすすめポイント
上のとおり決して難しいレベルではないのですが,それでいて(意外と!)情報満載,写真も豊富で読み応えがあります。
そう,まさに英語初心者が英語で楽しめる旅行ガイド!
旅行前にどこに行こうかあれこれ思い巡らせるような感覚で,わくわくと楽しめます。
それぞれ簡単な歴史・成り立ちから始まり,見どころ,観光名所,美術館や博物館,ショッピングやグルメ,イベント,そして旅行の交通手段などがカバーされています。
こういった内容なのではじめから読む必要がなく,興味のあるところだけを拾い読みして楽しむことも充分可能。
それも初心者におすすめしたい大きな理由です。
ニューヨーク,ロンドンはまさに観光案内で,グルメやショッピングの有名どころはもちろん,たとえばコンサートや観劇なら当日券なら安く手に入るとか,まさに街歩き情報が満載です。
対してイングランドはロンドン以外の街案内。
やれハリーポッターのホグワーツ魔法魔術学校はどこだとか,ジェームズボンドの映画で使われた船がどこで見られるとか,それぞれの街のちょっとした見どころがたくさん。
ふらりと旅に出たくなります。
ちなみにニューヨーク版,ショッピング・グルメの項では『ぜひトランプタワーに!』なんてことも書いてあって,時の流れを感じますよね。
(本書は2008年の出版です。まさか2017, 2025とトランプ大統領が誕生するとは・・・!)
このブログに来て下さるのは,なんらかの形で英語に興味のある方かと思います。
しかし仕事に必要だったりすると,時にどうしても『お勉強』になりがち。
しかし本来,英語が話せるとこういう旅行を言葉を気にせず楽しめるんです。
そんなモチベーションのリフレッシュにもすごくおすすめ。ぜひ旅のわくわく感を味わってください!
このおすすめ洋書,定期的にご紹介しています。ぜひ他にも見てみてください。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。一緒に頑張りましょう,Bon Voyage!